営業マン人生はここからスタート!営業職特化型マッチングイベント「Sales Career」を運営するStepHouseにインタビュー!

イベントについて

イベントの一番の強み・特徴を教えていただけますか?

西森さん

参加する学生さんは50名全員が営業志望。Sales Career(セールスキャリア)の一番の特徴は営業に振り切ったイベントというところですかね。
参加する学生さん50名に対して、企業さんは毎回6社ほどが参加します。業界に偏りはなく様々な業界の企業さんに参加いただいてます。

参加者全員が営業志望なんですね。営業志望といっても学生さんの中でも志望度に温度差があると思います。営業やってみたいけど自信がないという学生さんに対してはどのような働きかけをしているのでしょうか?

西森さん

 営業に対する興味をぐっと引き上げるようなマインドセットの時間を設けています。

セールスキャリアは1次イベントと本イベントの2段階からなるイベントなのですが、1次イベントでは、営業職に対する理解を深めたり、本イベントでもやる模擬営業体験をやってもらったりしています。営業を体験してみたいというニーズを持っている学生さんも割といるので、体験したタイミングで「楽しいね」ってなる学生さんも多いですね。1次イベントでのゴールは、参加学生に「僕はこれから営業力をつけて社会人として活躍する!」という目標を持ってもらうことです。
 

イベント当日はどのようなコンテンツが用意されているのでしょうか?

西森さん

 当日のコンテンツは主に3つあって、企業さんからのプレゼンと最後に座談会をやるんですが、その間に営業のロールプレイングを学生さんにやってもらいます。そのロールプレイングを企業の人が見て、参加者を評価をしていく形です。

ロールプレイングはイベント用に特別なワークを用意しています。例えば、不動産の仲介業者として、クライアントのニーズをヒアリングして提案するといった営業体験をしてもらいます。
提案する側も提案を受ける側も学生同士でおこなってもらうのですが、その提案内容を見て 弊社のスタッフが、「もっと良くするならこうしたほうがいい、自分だったらこうする」という見本を見せながら良かった点や改善点をフィードバックをしていきます。
 

当日はどのような雰囲気なのでしょうか?

西森さん

イベントの雰囲気は明るく参加しやすいと思います。イベントに来た学生さんには受け身ではなく、能動的に動いてもらいたいと思っています。ロールプレイングにも前のめりに取り組んでもらえるようにしたいので、雰囲気を明るくして表情も明るくなるように、和気あいあいとした雰囲気を作ろうと意識してますね。

企業の人とせっかく対面で話をするので、なるべくフランクに話をして、いろんな情報を聞かないともったいないかなと思っています。「ぶっちゃけ残業ってどれぐらいあるんですか」とか、「上司にめっちゃ詰められることってあるんですか?」とかそういうノリで質問できたほうがいいかなと思ってます。

ノルマとか残業とかなかなか聞きにくい質問でも、企業さんに直接聞きやすい雰囲気なんですね。

西森さん

そうですね。営業マンの人がリアルに話す言葉の情報っていうのにも価値があると思っているので、企業さんには人事の方だけでなく、かっこいい先輩になりそうな営業マンと一緒に参加してほしいとお伝えしています。学生さんにとっては、この会社に入ったらこの人みたいになるぞっていう先輩像がまさに目の前にいるので、積極的に話をしてほしいですね

学生からはどんな感想が寄せられていますか?

西森さん

「難しさを感じたけど自分に向いてそう。」とか、「営業職に関して良いイメージがなかったけど、実際に体験してみてやりがいを感じて、営業に関する印象を改められました。」、「フィードバックをもらえて大変為になりました。」といった感想を頂いています。

営業に対するイメージが変わった学生さんも多いようですね。

西森さん

もともと弊社が“大学生に営業を教える環境を整えていこう”という方向性の会社なんですね。1次イベントには営業の素地を身に着けてもらおうというテーマがあって、 営業で活躍するならコレ必要とか、こういう考え方したほうがいいよといったことを伝えています。

営業としてのマインド、売れるロジックや人を説得できるトーク構成。あとは表現力、身振り手振りとかノンバーバルな点。この3つがいい営業マンになるためのポイントですよという話をして、それぞれ1つずつエッセンスを落としていく形ですね。

例えばですが、相手が話している時にはしっかりとうなずいて「私しっかり聞いてますよ」というのを相手に伝えると、相手も話しやすいから、よく話をしてくれてヒアリングもうまくできるよとか。営業だけじゃなくて普段の生活にも応用できることも多いので、より身近に感じてもらえるのかなと思います。

セールスキャリアでは、営業に必要なマインドセットからロールプレイングで営業体験もしてもらうので、イベントに参加してくれたらあなたの営業マン人生スタートします。そんな感覚かもしれないですね。

最後に学生へのアドバイスを頂けないでしょうか。

西森さん

就活では自己分析8割だよということですかね。仕事で大学生と深く関わる機会が多かったので、多くの学生の相談相手になってきました。就職先を選ぶために自己分析をやる学生が多いと感じます。根本的に、就職先を見つけるための自己分析じゃなくて、自分の人生どう生きていこうという自己分析をやった上で、それを叶えるための選択肢として仕事をチョイスする、という考え方になってほしいです。前者と後者では、物の見方や捉え方が変わってくるので、例えば入社してから想定していないことが起きたときに、嫌な方に目が向いちゃいますよね。

自己分析が固まってないのに企業探しとか業界研究とかやっても、的ばっかり出てきて弓を構えられていない状態になりますし、新卒入社3年で30〜40%辞めていくというデータもありますけど、企業と自分の価値観がリンクしていない状態で内定をもらってもミスマッチが起こりますよね。面接対策とかSPIとかやることたくさんあると思いますけど、根本の自己分析ができていないと全部無駄になると思っています。

私も大学生の頃は、イマイチやりたいこととかやりたい仕事とか目標を持てていませんでした。このまま企業入ってもしょうもない人間になりそうだな、やばいなと思って真剣にやりましたね、自己分析に関しては。

西森さんはどのように自己分析を進めていったのですか?

西森さん

夢の100リストとかあるじゃないですか、今後やりたいことや将来的なイメージをふくらませることと、人生の棚卸しで過去を振り返るところから始めました。その中から自分に一番リンクしている価値観を3つくらい選んで、それに向かって人生進んでいけば自分は幸せになれるよねっていう部分を明確にしました。
そのビジョンを達成するためにいくら必要で、どういう環境が望ましくて、どんな友達や家族がいるのかなどを具体的に詰めていくんです。”幸せな状況を作るために仕事を選ぶ”という感覚でした。細かい目標を作るのは難しいかもしれませんが、人生の方向性はしっかりと定めておくべきだと思います。

あとは、体験して感じてみないと自分の感情も腑に落ちないと思うので、体験するという点ではインターンもおすすめですね。

弊社のインターン生には、営業のテクニックやスキルもそうなんですけど、“PDCAを回す”とか“仕事力”みたいなところも実践で育成していくというのはやっています。それができるようになると、違う環境に行っても自分で目標設定して、問題提議して、業務設計してとかできるようになるので、汎用性高いスキルを身につけられるかなって思っています。

時代も時代なのでインターンをやっていること自体は特別希少価値が高いわけでもないじゃないですか。結局インターン先で何を考え何をしていたのかが大事なので、その中身を作っていく意識が大事かなと思います。

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今回のインタビュー : 西森さん
大学3年生の頃から営業としてのキャリアをスタート。就職活動もおこなったが、2010年には現在の代表と共に、株式会社StepHouseの前身である「e-group」を創業。現在は営業のみならず、マネジメントや採用活動にも携わる。