就職博ってどんなイベントなの?
- 全国の主要6都市で開催される合同説明会
- 規模は中規模で、参加企業数は50社〜100社程度が多い
- 就活に役立つセミナーにも無料で参加できる
- キャリアコンサルタントに就活の相談ができるスペースがある
- 商品券をもらえるなど、参加特典が豪華
就職博は、就職サイト「あさがくナビ(朝日学情ナビ)」が開催する合同企業説明会です。毎年3月〜10月まで、東京・大阪・名古屋・京都・福岡・仙台の主要6都市で開催されています。
1日に300社以上が出典するリクナビ/マイナビの大規模な合同説明会比べると、就職博の参加企業は100社程度と、中規模な合同説明会です。大手企業〜ベンチャー企業、地元の中小企業まで、様々な企業が参加します。
就職博では、企業の説明を聞くだけでなく、就活に役立つセミナー(面接対策やES対策など)にも無料で参加できます。
また、あさがくナビのキャリアコンサルタントに直接、就活の相談できるスペースも設けられています。
また、一定以上のブースを回ると、商品券がもらえるなど、参加特典が豪華なのも特徴です。
過去の参加企業
過去の参加企業(日程によって異なります)
アサヒビール、ANA(全日本空輸)、エイベックス・グループ・ホールディングス、オリエンタルランド、加賀電子、JR東日本(東日本旅客鉄道)、住友商事、東海テレビ放送、東急ハンズ、東京都庁、バンダイナムコゲームス、ぴあ、ホテルグランヴィア大阪
このような大手企業だけでなく、成長中のベンチャー企業や、隠れた優良企業、地元の中小企業まで様々な企業が参加します。
就職博を主催する「あさがくナビ(株式会社 学情)」について
株式会社学情は、「あさがくナビ(朝日学情ナビ)」や「Re就活」のような就職サイトを運営している東証一部上場企業です。あさがくナビの名前からもわかるように、朝日新聞社からの出資を受けています。
1981年創業と、就職サイト運営会社としては老舗の部類に入る企業です。
当日のイベント内容
開催時間は、10:30〜17:00で行われることが多いです。(回によって変更あり)
- オープニング講演
(30分) - 企業説明
(1社30分程度) - 終了まで、最大12社のブースを回れる
まず、全員参加の、あさがくナビによるオープニング講演があります。ここでは、就活への心構えや、イベントから内定につなげるコツ、就活のノウハウなどが解説されます。
その後、各企業のスペースを回ります。1社30分程度で終了の17:00までに最大12社のブースを回り説明書きけます(お昼や休憩を含めると、頑張っても10社程度が限度かもしれません)
企業の説明以外にも、あさがくナビ主催の就活対策セミナーに参加したり、あさがくナビのキャリアコンサルタントに就活の相談もできます。
5社訪問で500円、7社訪問で1,000円、10社訪問で1,500円の商品券がもらえます。(商品券の額は、開催回によって異なります)商品券をもらうためには、企業ブースで訪問シールを、用紙にはってもらう必要があります。(参加特典等は執筆時の情報のため、最新のイベント情報とは異なる場合もあります。)
持ち物・服装について
企業説明のメモを取るために、筆記用具は持っていきましょう。また、服装はスーツが推奨されています。5月以降の暑い時期は、クールビズでの参加も可能です。
就職博の評判はどうなの?口コミをまとめてみた
- ①様々な業種の企業が参加しているので、新しい業界に目を向けるきっかけになる
- ②参加人数が多くないので、人事に聞きたいことができる
- ③就職アドバイザーが自分の志向にあった企業を案内してくれる
- ④就活に役立つセミナーにも無料で参加できる
- ①人気企業のブースは混み合い、立見をすることも
- ②人気企業のブースでは、参加人数が多く、聞きたい質問が聞けない場合がある
- ③地方の就活生にとっては参加しにくい
就職博は、大手〜中小、様々な業界の企業が参加しているので、新しく興味を持てる企業を見つけるにはピッタリです。
また、リクナビ/マイナビのような大規模イベントに比べると、参加人数が少ないため、聞きたい質問が自由に聞ける点も好評でした。
就職博には、聞きに行きたい企業が決まっていなくても、アドバイザーに相談すると、自分の興味にあわせておすすめの企業を教えてくれる「相談コーナー」があります。この点も、他のイベントにはない特徴として、評価されています。
ただ、中規模のイベントのため、説明スペースはあまり広くありません。それ故、人気企業のブースはかなり混雑し、「立ち見」「説明が聞こえない」状態を覚悟する必要があるようです。
就職博の良い評判の詳細
①様々な業種の企業が参加しているので、新しい業界に目を向けるきっかけになる
就職博は、大手企業〜ニッチな中小企業まで様々な企業が参加します。様々な企業の説明を聞けば、今まで興味を持てなかった企業にも、新しく興味が持てるようになり、志望企業の幅が広がるでしょう。
ニッチな中小企業の参加も多いので、本やWebで業界研究をしているだけでは、なかなか出会えない企業に出会えるはずです。
②参加人数が多くないので、人事に聞きたいことができる
イベントの規模があまり大きくないので、各ブースへ来る学生もほどよい人数です。人事との距離が近いので、リラックスした雰囲気で、聞きたい質問が聞けます。
特に、中小企業は、『就職博』経由で、選考に来る就活生を採用したいと思っているので、非常に熱心かつ丁寧に質問に答えてくれます。
③就職アドバイザーが自分の志向にあった企業を案内してくれる
就職博の珍しい特徴は、「就職アドバイザーに相談できるコーナーがある」ことです。相談コーナーでは、あさがくナビのキャリアアドバイザーに自由に就活の相談ができます。また、自分の志望分野や就活の軸を伝えると、出典企業の中でおすすめ企業を教えてくれます。
一般的な合同説明会では「企業が多すぎて、どこ行ったらいいかわからない」のが悩みの種としてあげられます。が、就職博なら、アドバイザーがおすすめの企業を教えてくれるので、どこに行くべきか迷わず、効率的に企業を周れます。
④就活に役立つセミナーにも無料で参加できる
就職博では、自己分析やES対策、面接対策など、就活に役立つセミナーも開催されています。数多くの就活生をサポートしてきた、あさがくナビのキャリアアドバイザーの話は、一聴の価値があるはずです。
自分が課題に感じている分野のセミナーがあったら、ぜひ参加してみましょう。
就職博の悪い評判の詳細
①人気企業のブースは混み合い、立見をすることも
中規模のイベントとはいえ、人気企業のブースは混み合います。たとえば、オリエンタルランドのような企業のブースは、立ち見を覚悟しなければなりません。
中規模イベントで、説明スペースがあまり大きくない分、学生が殺到した時の混み具合は、相当なものになります。
②人気企業のブースでは、参加人数が多く、聞きたい質問が聞けない場合がある
人気企業のブースは混み合い、ざわざしています。音響も充実しているとは言い難いので、後ろの方にならぶと、あまり説明が聞こえず、かなり不満を感じるでしょう。
説明を聞きたい企業が、人気企業のときは、かなり早めにスタンバイをして、並んでおく必要があります。
③地方の就活生にとっては参加しにくい
就職博は、東京・大阪・名古屋・京都・福岡・仙台の主要6都市で開催されています。地方では開催されていないので、地元での就職(県内就職/Uターン就職など)を希望する就活生にとっては、実りがないイベントになることもあるでしょう。
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就職博はどんな人におすすめ?
おすすめできる人
おすすめできる人
- 様々な企業の説明を聞き、興味を持てる企業を増やしたい人
- どの企業を受けたいか、あまり決まっていない人
- アドバイザーに相談をして、就活の悩みを解決したい人
就職博には、大手〜中小、IT〜不動産まで、本当に幅広い企業が参加します。人事と近くで話せる環境で、詳しい話を聞いていけば、きっと興味の持てる企業が見つかります。だから、就職博は、あまり業界を絞っておらず、様々な企業に触れて、志望業種の幅を広げたい人におすすめです。
また、どの業界の説明を聞きたいか決まっていなくても、アドバイザーに自分の就活の軸などを伝えれば、おすすめの企業を案内してくれるので、どの業界を受けたいか決まっていない人にもおすすめです。アドバイザーのサポートで、きっと興味の持てる業界が見つかるでしょう。
アドバイザーには就活の悩みも相談できるので、就活をする上で悩みを抱えている人にも、就職博はおすすめできます。プロに相談して悩みを解決しましょう。
おすすめできない人
おすすめできない人
- すでに志望企業・業界を絞っている人
- 県内就職をのぞむ人
合同説明会なので、一社あたりの説明時間は短く、深堀りはできません。すでに行きたい企業が固まっている人は、個別の説明会に行った方がよいでしょう。
また、主要都市で開催されるイベントなので、各県の地元企業の参加はそれほど多くありません。地方での県内就職を希望する人には、キャリタス就活フォーラム等がおすすめです。