就活を効率化。説明会 + 特別面接で就活生を丁寧に支援するVISIBLE TIMEの運営者にインタビュー!

イベントについて

イベントの一番の強み・特徴を教えていただけますか?

廣川さん

一番の特徴は、イベント自体が共通一次選考となっていることです。
このイベントでは、複数社の会社説明のあとに特別面接という場を設けております。私たちが学生さんと面接をおこない、評価をするのが特別面接です。特別面接の評価は、学生さんのエントリーシートにキャリアカウンセラーからのコメントというかたちで記載されます。

この特別面接の評価を反映したエントリーシートをもって一次選考としてしまうのが、このイベントの特徴である共通一次選考のシステムです。

就活での一次選考では、どこの企業でも似た質問をされることが多く、学生さんからすると、それを何回も繰り返すのは相当な負担になっています。その負担を取り除こうという思いでこのイベントはスタートしました。

このイベントでは、30分間の会社説明を3~4時間程度おこなうことで、4~5社の説明を一気に聞くことができます。その効率的な部分も強みといえます。また、そのあとに1回の特別面接を受けていただくことで、複数社にエントリーをすることができる効率のよさも、イベントのコンセプトとして掲げております。

当日はどのような雰囲気なのでしょうか?

廣川さん

このイベントでは、紙の資料を一切使いません。参加される学生さんには、イベントの初めにLINE公式アカウントに登録していただき、そこで資料をデータとして共有するようにしております。

また各社への質疑応答では、Sli.do(スライドゥ)というアプリを活用しています。このアプリを使用することで、学生さんは匿名で聞きたいことを質問することができます。

そのため、イベント中の会社説明会は、学生さんは常にスマートフォンを見ながら進んでいくことになります。これは他の会社説明会にはない、このイベントならではの光景です。新しい就活の雰囲気を味わっていただけるのではないかと思います。

学生からはどんな感想が寄せられていますか?

廣川さん

イベントに参加した学生さんにアンケートをとり、ネット・プロモーター・スコアを測定してみました。ネット・プロモーター・スコアとは、顧客ロイヤリティを数値化する指標のことです。弊社では、イベントへの愛着や信頼がどれくらいあるのか可視化するために用いています。

そのネット・プロモーター・スコアを算出すると、通常マイナスの点数がつくことが多く、人材業界の業界平均スコアもマイナス40ポイント前後といわれています。そのような中で、このイベントではプラス1.4ポイントがつきました。また、このイベントにはデジタル系の成長企業さんに多数ご参加していただいております。イベント参加前は大手企業ばかりをみていた学生さんからは、ベンチャー企業の社長や役員の方々のお話を聞くことで、就活の視野が広がったという感想ももらっています。

特別面接では、面接後に学生さんへのフィードバックもおこなっています。面接に参加していただいた学生さんからは、フィードバックで知った自分の推しポイントをその後のインターンや選考でアピールしてみると、全て合格できるようになったという声もいただいております。

秋山さん

以前、少し時間が長いため疲れが出てしまったという感想もいただきましたが、次回以降は改善されているため、より気軽にご参加していただけるのではないかと思っております。

どういった思いでイベントを運営されているかお聞かせいただけますか?

秋山さん

就活生が最終的に就職先の意思決定をするときに、より納得して自分のキャリアを選択できるための手助けをしたいという思いがあります。そのためにも、さまざまなの成長産業や企業を知ってもらい、就活生の選択肢が広がるようなイベントにしております。同時に共通一次選考を導入することで、就活の効率化も実現しています。

廣川さん

特別面接のフィードバックでは、面接内容だけではなく就活の志向性についてもアドバイスをしております。キャリアカウンセラーからのアドバイスを聞くことで、就活生は価値観にとらわれない柔軟な意思決定をすることができます。特別面接後も、希望する学生さんには継続してキャリアカウンセリングをおこなっております。

運営している中で印象的なエピソードなどありますでしょうか?

廣川さん

イベントに参加した学生さんから、志望する企業・業界が明らかにイベントの前後で変わったというお話が印象的でした。なんとなくで大手企業を志望していたそうですが、イベントで実際に成長産業を知ることで、自分は大手企業向きではないということに気づけたようです。

そのあとの特別面接でもキャリアカウンセラーとお話をすることで、自分の志向性が明確になったとうかがっています。

イベントにはどのような学生が参加していますか?

廣川さん

文系の学生さんが多い印象はありました。しかし理系文系関係なく参加していただける内容になっているので、理系の学生さんにもどんどん参加していただきたいです。あとは優秀な学生さんが多い印象です。

イベント運営でやりがいを感じる瞬間を教えていただきたいです。

廣川さん

学生さんの目つきが変わる瞬間です。明確に目がキラキラするんです。イベントで参加企業の社長のお話をきいて火が付く学生さんもいますし、特別面接でのフィードバックをするなかで自信をもつ学生さんもいます。

着火ポイントは人それぞれですが、自信がなくなっていた学生さんや、就活に不安がある学生さんたちの目の色が変わるタイミングが、一番やりがいを感じるところです。

とくに多くの学生さんの目つきが変わる瞬間は、やはり特別面接でのフィードバックをしているときです。自分の強みや売りポイントというのは、大人でも分からないものです。キャリアカウンセラーの立場から客観的に話を聞いてその学生さんの武器を伝えたとき、「自分はこんなにすごかったんだ」と自信をもっていただけることが多いです。

また、なかには漠然と働くことに対しての不安や不満を抱えている学生さんもいます。そのような方々には、入社後の活躍まで見据えた相談をすることで、未来に期待を持っていただけるように努めています。

最後に学生へのアドバイスを頂けないでしょうか。

秋山さん

就活の初期段階で、より多くの大人の意見を聞いてほしいと思います。キャリアカウンセリングでエージェントの方に相談するということももちろんですが、それだけではなく、実際に足を運んで、働いている社員さんや採用担当の方の生声を聞いてほしいです。

学生さんであれば、OB訪問が取り組みやすい方法ではないかと思います。実際に働く人の声を聞くことは、自分が何に向いているのかを考えるうえでの指針になります。その指針を得て、後悔のない就活に繋げていただきたいです。

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今回のインタビュー : 廣川さん
ヴィジブルートへの入社は2019年7月。リクルートのグループ会社で再就職支援の仕事を担当し、その後、株式会社電通デジタルで人事採用と育成を担当。HRの領域に興味があり携わる仕事をしている。
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今回のインタビュー : 秋山さん
株式会社ヴィジブルートの2020年度新卒内定者として2019年7月からインターンを始める。就活イベントの学生集客や資料作成、学生団体への営業や企業への営業同席など様々な業務を経験。