ESよりも自分を見てほしい就活生にオススメ!「Calead Preseason Match」の担当者にインタビュー!

イベントについて

Calead Preseason Matchとはどういったイベントなのでしょうか?

高瀬さん

「Calead Preseason Match」は、東海地方での就職を視野に入れている学生さんを対象に、インターンや本選考開始前の早期のタイミングで開催されるマッチングイベントです。

はじめに参加企業1社あたり30分ほどの企業説明と質疑応答をおこない、その後バーベキューを通して採用担当者と交流する機会を設ける2部構成となっています。

イベントにはどのような企業が参加しているのでしょうか?

高瀬さん

東海地方を拠点とし、3年以内の離職率が50%超えていない企業で、早期から良い学生さんに出会いたい企業さんにご参加いただいています。学生さんを学歴で判断せずに、コミュニケーション能力に長けている学生さんを探している企業さんが多いですね。

文系や理系、建築土木など開催回によって対象学生は異なりますが、文系向けイベントの場合、参加する企業は1業界1社のみというルールを設けております。 マッチングイベントでは、参加企業の業界に偏りが生じることも多いですが、1回のイベント参加で複数の業界について知る機会があるため、業界研究にぴったりなイベントとなっています。

まだ志望業界が決まっていない学生さんの参加も多いと思いますが、イベントに参加するにあたってしておいたほうが良い準備などはありますか?

高瀬さん

1分間程度で自己紹介をする練習ですね。これだけと言っても過言でないと思います。このイベントには業界について勉強・研究をしに来るわけですから、特に事前に勉強というものは必要は無いです。

参加前に業界研究して来る必要がないとなると学生さんとしても参加しやすいですよね。

高瀬さん

そうですね、イベントを知ってもらって参加してもらうという段階での参加しやすさは大きいと思います。

そもそもイベントに参加してくれる大学生との繋がり方は、オンラインで就活イベントに集客するという経路だけでなく、飲み会やボーリング、テニスなど、“何かを一緒にやるという機会”をきっかけとして繋がっています。それこそモンハンやスプラトゥーンなどゲームを一緒にすることもあります。
そういった飾らないコミュニケーションを取れる機会の中でいろんな話をして、人柄はもちろん、すごくいいものを持っているなと思った学生さんに、「こういうイベントがあるんだけど来てみない?」と声を掛けるようにしています。
ある程度信頼関係が出来上がっているので、「高瀬さんのところがやっているイベントなら参加してみようかな」と弊社のイベント参加を決めて、イベント中も主体的に取り組んでくれる学生さんが多いですね。

イベントの一番の強み・特徴を教えていただけますか?

高瀬さん

フランクな雰囲気、コミュニケーションを取りやすい雰囲気で学生さんや企業さんに参加していただけるのが一番の強みかなと思っています。

イベントでは、最初に各社様30分間企業説明をしていただきます。その説明を聞いた上で気になることであったり、もうちょっと詳しく質問したいことを、バーベキューというリラックスした雰囲気の中で気軽に聞けるというのが学生さんにとっても大きなメリットではないかと思っています。

バーベキューをしながらだと会話も弾んで、普通の説明会では聞きづらい事も聞けそうですね。

高瀬さん

そうですね、趣味など就活に直接関係ない話で盛り上がっている場面もありますね。そういった話がアイスブレイクとなって、どのような生き方をしたいのかという理想の部分だったり、仕事や会社に対する想いだったりと、一歩踏み込んだ会話が展開されているのをよく目にします。よりお互いを深く理解する良い機会になっていると思いますね。

イベントの特徴・強みの部分でも“フランクな雰囲気”とおっしゃっていましたが、企業説明の部分も含めた全体を通してそのような雰囲気なのでしょうか?

高瀬さん

企業さんの雰囲気によって説明会の雰囲気も変わってきますね。イベント参加前に会ったことのある顔見知りの学生さんが半数程度ということもあって、通常の説明会よりは柔らかい雰囲気であることが多いです。

第1部の企業説明会と第2部のバーベキュー、交流会の部分でのギャップであったり企業さんの雰囲気の違いを感じていただくというところも魅力の一つだと思っておりますので、基本的にはどのような企業説明をするのかは参加する企業さんにおまかせしています。
ですので、学生さんの発言する機会よりも企業さんが話すことの多い場合ですと、通常の説明会に近い雰囲気になります。

学生からはどんな感想が寄せられていますか?

高瀬さん

“楽しい”という感想をいただくことが一番多いです。このイベント自体に興味を持ってくださって、また参加したいといった感想をいただくことも多いですね。

では複数回イベントに参加した中で特定の業界に興味を持って、インターン先や就職先を選択していく学生さんも多いのでしょうか?

高瀬さん

例えば年2回参加されたとしても同じ企業や業界が参加している可能性は低いので、イベントがきっかけで特定の業界に興味を持つということは少ないと思います。 そもそも、このイベントに参加される学生さんの多くは、業界・職種・会社はほぼ見ておらず、この人のいる会社だったら面白そう、楽しそう、安心できるという、あくまでも採用担当者の魅力でインターン先を選ぶ傾向が強いので、業界を軸にした就活をする学生さんは少ないですね。

採用担当者に対する魅力で企業を選ぶ学生さんが多いとのことですが、採用担当者以外にも入社したら先輩になるであろう現場の社員さんも参加されるのでしょうか。

高瀬さん

こちらで指定することは無いのですが、参加されることもあります。
イベントの性質上、学生さんと歳が近いですとか、勢いのある学生さんと関わるのが得意な若手社員さんが参加されることが多いですね。
第1部の企業説明では、企業の魅力をしっかり伝えるために採用担当者が説明をして、第2部は若手に任せるという企業さんや、企業側は2名まで参加できますので、採用担当者にプラスしてもう1人連れて第2部に臨む企業さんもいらっしゃいます。

運営エピソードについて

どういった思いでイベントを運営されているかお聞かせいただけますでしょうか。

高瀬さん

イベントに限らないことではあるのですが、学生の皆様と企業の皆様の人生を変える瞬間と言ったら大げさかもしれないですが、僕らがイベントを開催していなければ出会えなかった場があるっていうのがすごく重要かなと思っています。

イベントで学生の皆様と企業の皆様が出会うことで、学生の皆様の人生がいい方向に進んだりとか、もしイベントで出会った企業に入社しなくても、あのイベントに参加してよかったと思ってもらえるイベントになるように意識して運営させていただいています。

イベント終了後、参加された学生の皆様にアンケートをとっているのですが、そのアンケートの結果が5段階評価で3以下が出たときは何がいけなかったのか原因を突き詰めて徹底的に改善していくようにしています。
5段階評価で5の評価が一番多い、というところを常に目指しています。

運営している中で印象的なエピソードなどありますでしょうか。

高瀬さん

このイベントに限らず弊社のイベントは、“エントリーシートを提出する前にコミュニケーション能力を見て貰える機会を作ってあげたい”という思いで運営しています。

中堅私大に通っている学生さんの中には、エントリーシート(ES)で落ちてしまう、でも実際に会って貰えれば魅力的に映る自信があるという学生さんが本当に多くいるので、じゃあ、ES提出前に企業に会ってみようというコンセプトで運営しているのが弊社のイベントですね。
弊社のイベントに参加してくれている学生さんのように、元気な子やコミュニケーション能力の高い子の中にはESで自分の魅力をアピールすることが得意ではない子が一定数います。そういう学生さんは、就活のセオリー通りにESを提出するよりも先に、企業さんに会ってしまったほうが戦えると思いますね。

イベントに参加することでES提出より先に企業に会うことはできても、後々ESを提出しなくてはならないこともある思います。イベントに参加したES作成が苦手な学生さんへのサポートはされているんでしょうか?

高瀬さん

もちろんESの添削などのサポートはしていますが、それとは別にイベント参加したことを武器にするといったアプローチも用意しています。
イベント参加企業へのインターンを希望する場合にも、基本的にESの提出を求められます。その場合はイベントに参加した者である旨を記載した上で企業にESを送りますので、そのすでにイベントで会っているという付加価値でESの通過確率を上げていく流れを作っています。

運営している中で印象的なエピソードなどありますでしょうか。

高瀬さん

印象的なエピソードといいますか、イベントをやっていてよかったなと思う部分ではあるのですが、イベントで出会った企業に最終的に就職するという学生さんが毎回一定数出るということですかね。

先程も述べましたが、イベントにはESが通らない子も多く参加してくれています。そういう学生さん達のESには、元気とか明るいとかリーダーシップがあるとか、コミュニケーション能力がありますとか、そういった長所や自己PRが書かれていることも多いです。
でも、そういった長所は文面では伝わりきらないですし、証明も難しいじゃないですか。
だからこそ、イベントがきっかけで接点を持った企業に就職するという報告を聞くと、実際会ってみないとわからないけど素晴らしい長所を持っている学生さんたちの可能性を、ESが通らないことで潰すのではなく、先に企業さんに出会わせることができてよかったなと実感します。

学生たちにとって人生が決まるような出会いを提供できているということを実感するたびに、イベントを開催してよかったなと感じています。

学生に向けて

最後に学生へのアドバイスを頂けないでしょうか。

高瀬さん

今使っている時間は本当に自分のためになっているのかをよく考えてみてほしい。そして、イベントに参加する機会があるのであれば何よりも優先すべきというのをお伝えしたいですね。

志望業界や企業の説明会が被ってしまったならばイベントに参加できなくても仕方ないですが、それ以外のサークルや部活、アルバイトに使っている時間が本当に有意義な時間なのかというのを本気で考えたほうがいいよ、というのを普段接している学生さんにはよく話します。

例えば2〜3時間アルバイトして数千円もらうような時間があるなら、その時間でイベントに参加して、自分にとって良い企業に出会う機会を増やすほうが余程有意義な時間の過ごし方だと思っています。
働く上で給料というのも大事な指標の一つですが、その給料を上げていくには同じ会社で長く働くのが有効な手段でもあります。
だからこそ、できる限り多くイベントに参加して、少しでも自分に合った良い企業を探してそこで長く働く。そうなれば、アルバイトに行かずに失った数千円なんて数秒で回収できるんですよね。
目の前の数千円を拾うのではなく、ちょっと先の1万円に向かって走れ、長期的な利益・メリットを考えて選択する力を持っておこうというのは全ての大学生に伝えておきたいですね。

今後40数年働いていく上で、そのファーストキャリアについて真剣に考えられる時間は今しかありません。大学3年生4年生に関わらず、就活できていない理由にアルバイトやサークルなどが当てはまっている場合は、少し遠くを見据えた上で、今しかできないことは何なのか、本当にやるべきことは何なのかを考えてほしいと思います。

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今回のインタビュー : 高瀬さん
株式会社Calead(キャリード)代表取締役。 既存の人材紹介の枠にとらわれず純粋に就活支援をしたい、という思いから2019年9月に株式会社Caleadを設立。東海エリア最大級の就活コミュニティ「青春キャリア名古屋校」を運営し、毎年300名程度の卒業生を輩出している。