企業との新たな出会いを創出し続ける!就活イベント「出会い場」の担当者にインタビュー

イベントについて

イベントの一番の強み・特徴を教えていただけますか?

新田さん

就活生は知らないけれども実は面白い事業をやっていたり、業界の中でもトップシェアを誇る企業さんに出会えるのがこのイベントの特徴です。就活イベント「出会い場」では、100-120名の学生さんと最大16社の企業さんにお越し頂いています。

出展して頂く企業さんは業界や会社規模などを絞っておらず、またイベント前日まで企業名を公開していないので、自分が考えていなかった業界や知らなかった企業に出会うことができます。

学生のみなさんはついつい自分の興味のある業界や企業の情報のみを集めがちです。そんな就活生にはおすすめ。このイベントでは全く興味のなかった、もしくは知らなかった業界や企業との出会いが生まれるので就活の幅が広がります。

当日はどのような雰囲気なのでしょうか?

新田さん

イベントにはグループディスカッション、会社説明会(座談会)と大きく分けて2つの時間があります。

グループディスカッションでは1つのテーブルに企業の人事が2人座っていて緊張している学生も多いですが、基本的には和気合い合いとした雰囲気です。参加されている企業の人事の方も私服で来ていたり、学生さんにも私服で参加をお願いしたりしています。

グループディスカッションは1問あたり8分、企業側からの評価を3分という流れで10個のお題を実施し、発言がしやすいような時事問題や面白いお題も交えていますので笑いが起きる場面もあります。例えば「愛されるのと愛するのではどちらが幸せか」とかです。

グループディスカッション後、評価を踏まえて企業側が学生を招待し会社説明会を行います。その後、学生が自分たちで興味のある企業を選んで説明会(座談会)が行われます。

就活生からはどんな感想が寄せられていますか?

新田さん

「見ようとも思っていなかった業界から声がかかり、話を聞いてみたら意外と面白かった」「業界に対する興味が広がった」「〇〇企業の人事の方が素敵で今度説明会に行ってみようと思った」等の感想が多くとても嬉しく思っています。

なかには、「事前に企業名が知りたい」「志望業界の企業がなかった」などといった感想もあります。

どういった思いでイベントを運営されているかお聞かせいただけますか?

新田さん

後悔しない就職活動にしてほしいと思っています。そのためのツールとして利用してほしいというのが一番です。

後悔してしまう人の中に、予めこの業界・この企業といった名前でイメージを膨らませ、狭い選択肢の中で決めてしまった結果、実際に入社した時に思っていた仕事とのギャップを感じ離職してしまうというケースが多くあります。

だからこそ業界や企業名にとらわれず、「やりたい仕事は何か」「どんな風に働きたいか」「どんな人たちと一緒に働きたいか」など自分とフィーリングが合う企業を見つけるお手伝いができたら嬉しいです。

運営している中で印象的なエピソードなどありますでしょうか?

新田さん

ある学生さんの話で、その学生さんは元々公務員を希望し予備校に通っていましたが、お友達からの紹介でイベントに参加してくれました。

イベントのオファーがきっかけで、出展していた企業さんの選考に進まれ、最終的には公務員の予備校もやめベンチャー企業に就職されました。

後日お話しした際に「こんな企業があるなんて知らなかった!人事の方も素敵だったので新卒としての入社先に選んで間違いないと思った」という感想を貰った事が今でも強く印象に残っています。

イベント運営でやりがいを感じる瞬間を教えていただきたいです

新田さん

イベントに参加された学生が、出展された企業に内定が決まった時は「出会いの場」を作れてよかったと思いやりがいを感じます。

イベントに参加するまでは「絶対銀行がいい」と考えていた学生が、IT企業に興味を持ったり、逆にベンチャー企業を志望していた学生が銀行へ意思が変わったりと、面白い出会いのきっかけは学生の意識を変える大きな要素になると感じた時にとてもやりがいを感じます。

最後に学生へのアドバイスを頂けないでしょうか

新田さん

今コロナウイルスによる影響で就職活動は大変だとは思いますが、こんなご時世だからこそ自分の中で1つ譲れないものを持ってほしいです。

「やりたい仕事」「こんな雰囲気で働きたい」「将来こうなりたい」など、自分の譲れない芯を実現できる企業を選べるよう、視野を広げて就職活動をしてもらいたいです。

本当に自分がやりたいことを考えて行動すれば、きっと良い出会いに恵まれます。マニュアル通りではなく、偶然の出会いから自分にマッチする企業があることを楽しんで欲しいと思っています。

ちなみに、「出会いの場」参加前には学生さんにマイページを完成させてもらいます。今年度からは自分の望む働き方や職場の雰囲気などを選択してもらい、その合致度の高い企業から声がかかるようになります。より自分に合った企業と出会うことが可能です。

清水さん

今コロナウイルスの影響で就活を思うようにすすめられていない就活生へ。不安を感じている就活生もいるかも知れないが、安心してください。雇用がなくなることはありえません。

リーマンショックやバブル崩壊によって2、3年採用が止まっていた時期もありましたが、採用活動は再会しました。今回も必ず止まっている企業の採用活動は再開します。リーマンショックの当時に新卒採用を止めてしまった企業は、年次が抜けてしまっていること落ち度と捉えています。

この年次に穴を空けずに均等に採用しようとする動きがある限り、採用はなくならないので、過度に不安を感じることなく就活をすすめて欲しいと思っています。

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今回のインタビュー : 新田さん
札幌出身。高校卒業後大阪大学へ進学。札幌の大手コンビニエンスストア(セイコーマート)に総合職として新卒入社。接客トレーナーや秘書室主任など5年経験した後に現職へ。「出会いの場」運営のほか、就活対策セミナー講師も務める。
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今回のインタビュー : 清水さん
早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、リクルートに入社。 人材系事業の総責任者、取締役常務執行役員などを務めるだけでなく、リクルートエージェント代表取締役、リクルートキャリアコンサルティング代表取締役なども歴任し、長年日本の人材業界を牽引してきた。 リクルート退社後は、米国UCバークレイに留学しMBAを取得。卒業後はカプコンUSA,INC. 取締役、ベネッセホールディングス顧問等を歴任。 同社退社後、就職・採用活動の理想形を創造するため、DEiBA Companyの立ち上げに至る。現在は社長業の傍ら、ビジネスブレイクスルー大学にて、コミュニケーション講座の講師も担当する。