理系の学生と環境問題に興味のある学生が対象。リケの"わ"・環境就活の運営者にインタビュー!

イベントについて

イベントの一番の強み・特徴を教えていただけますか?

吉田さん

今回は弊社が実施している「リケの"わ"」と「環境就活2022」という2つのイベントについてお話ししたいと思います。

まず「リケの"わ"」は理系の学生のみを対象にした就活イベントで、理系学生の採用に積極的な企業さんと理系の学生の方が直接会話をしながら交流を行うイベントです。

従来の就活イベントとは異なり、お酒を飲んだり軽食をとりながら、学生が企業の担当者とフランクなコミュニケーションをとれることが特徴です。参加企業と学生の間の距離感が非常に近しいため、学生さんは通常の就活イベントではなかなか聞けないようなつっこんだ質問をしやすいです。

参加企業さんからは人事部の方が参加することが多く、なかには社長がみずから参加するようなケースもあるので、普段企業の方とお話しする場がなかなかない学生さんにとっては非常に貴重な機会になると思います。

つぎに「環境就活2022」の方ですが、こちらは文系・理系問わず環境問題に興味のある学生を対象にした就職セミナーです。学生さんがカードゲームを通じてSDGsの理解を深めつつ、環境系の事業に取り組む企業さんと交流を行うという内容になっています。

こちらは飲食をとりながらというわけではないのですが「リケの"わ"」と同様に非常にフランクな雰囲気のセミナーとなっており、楽しくゲームをしながらSDGsについて学ぶことができるのが特徴です。

SDGsや環境問題に興味をもっている学生さんや、就活の志望業界をこれまで知らなかった業界に広げようと考えている学生さんに参加していただくことが多いですね。

どちらのイベントも参加する学生は愛知県近郊に住んでいる方が多く、参加企業も愛知やその近くの県の企業さんが多い点も特徴です。

当日はどのような雰囲気なのでしょうか?

吉田さん

「リケの"わ"」も「環境就活2022」のどちらも和気あいあいとした雰囲気で、学生さん同士のコミュニケーションも非常に活発に行われています。堅苦しくないムードのため、コミュニケーションに苦手意識がある学生さんも参加していただきやすいです。

「リケの"わ"」の場合は、①簡単なゲーム→②各参加企業のPR→③テーブルごとの座談会、という流れで進んでいきます。飲食店を会場にして開催する時もあります。

1テーブルに7~8人の学生が座り、座談会では各企業の担当者が1名ずつそれぞれのテーブルに座って学生さんと直接お話ししていただきます。

学生さんは企業の担当者さんに対して「御社に入るとしたらどんな覚悟をしておくべきでしょうか?」「〇〇のようなことがしたいけど、御社に入社したらできますか?」というような質問をフランクに聞いていることが多いです。ほかにも参加企業には直接関係のない一般的な就活の相談をしている学生さんもいらっしゃいます。企業の担当者さんから直接アドバイスをもらうことができるので、参加した学生さんの満足度は非常に高いです。

「環境就活2022」では①SDGsのカードゲーム(約1.5時間)→②各参加企業PR→③テーブルごとの座談会、という流れで進んでいきます。座談会では6~7人の学生さんが1テーブルに座って、各企業の担当者さんが1名ずつそれぞれのテーブルに座ります。

学生さんにカードゲームを通じてディスカッションを楽しんでいただきながら、終始明るい雰囲気でイベントを行っています。

学生からはどんな感想が寄せられていますか?

吉田さん

どちらのイベントにも大手の新卒ナビサイトに出てない企業さんや、なかなか注目されづらいけれども実は優良な企業さんにご参加いただくことが多いので、「参加するまでは知らなかった優良企業と巡り合うことができてよかった」というお声をいただくことが多いです。

また、「いい雰囲気のなかで企業の方から率直なお話しを聞くことができた」「面接以外で企業の人とお話しする機会がなかなかないので勉強になった」というような感想もよくいただきます。ほとんどの学生さんがもう一度参加したいと言ってくれますね。

イベントの後に会社説明会へ参加する学生さんや、参加企業のインターンに参加をする学生さんも多くいらっしゃいます。企業さん側もイベントを通じて学生の素の部分を理解することができるので、参加した学生さんは他の学生より有利な状況で選考やインターンのステップに進むことができます。

どういった思いでイベントを運営されているかお聞かせいただけますか?

吉田さん

ネームバリューや待遇面だけで企業選びをする学生さんもいらっしゃいますが、それでは本当に自分にあった企業を選ぶことは難しいのではないかと思っています。入社はあくまでスタートラインに立つことであり、本当に大切なことは入社した後にその企業で自分が活躍できるのかという点です。

ただし、学生さんにとって企業に入社した後のことはなかなかわかりづらいと思うので、入社後の自分の姿をなるべくイメージしてもらいたいという思いをこめてわたしはイベントを運営しています。

弊社のイベントを通じて企業への理解を深めていただくことで、納得感をもってはじめに入社する会社を選んでいただきたいです。

運営している中で印象的なエピソードなどありますでしょうか?

吉田さん

新卒採用を長年やってこなかった企業さんと学生さんが弊社のイベントでマッチングをして、その後学生さんの入社が決まったというエピソードが印象的です。翌年からその企業さんは新卒採用を本格的に再開したというお話を聞いたのでうれしく思いました。

また、ネームバリューなどを重視して就活をしていた学生さんが「本当に自分にマッチした企業と出会えた」と感謝してくれたときや、学生さんがイベントで出会った企業のインターンシップに参加してくれたときの話はどれも印象的です。

イベント運営でやりがいを感じる瞬間を教えていただきたいです。

吉田さん

毎回イベントごとに学生さんのアンケートを取っているのですが、「イベントに参加して本当に良かった」「次回もまた参加したい」というような声をいただくときにやりがいを感じます。

また、イベントを運営しているときに学生の皆さんが楽しそうに話をしている姿が見れることもいつもうれしく思っています。

最後に学生へのアドバイスを頂けないでしょうか。

吉田さん

わたしは就活を進めるうえで「自分がどうなりたいか」という軸をもつことが大切だと考えています。「自分が何をやりたいか」ということは時間が経つと変わってしまうかもしれないですが「自分がどうなりたいか」という軸はなかなか変わらないと思うからです。

自分がなりたい姿に近づくために、最も適切な企業を選ぶことを心がけて就職活動をがんばってもらえればと思います。

そのためには、自分の一番楽しかったことや悔しかったことを振り返って、価値観を明確にしたうえで企業を選んでいただければと思います。

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今回のインタビュー : 吉田さん
学生時代は名城大学の野球部で活躍、2019年にイーバリュー株式会社へ入社。入社後は環境コンサルタントや採用コンサルタントとして勤務し、現在は主に企業の採用活動を支援する学生向けイベントの運営や人材の紹介等を担当。就職活動時代は大企業の内定も獲得したが、「なりたい自分になれるかどうか」という軸を重視してイーバリュー株式会社への入社を決意。