自分の「モノサシ」で意思決定を。そのための圧倒的気づきやフィードバックが得られるイベントGrowthStage運営の代表取締役にインタビュー!

イベントについて

GrowthStageはどのようにして始まったのでしょうか?

高橋さん

GrowthStageはもともと学生団体から始まったもので、自分が大学4年生の時に、新規事業立案型のワークショップを通じて、企業の採用ニーズと学生のかっこいい社会人や、イケてる事業をやっている企業に会いたいというニーズを結びつけようとして始まりました。 企業が会社説明してグループワークを見て判断するだけの選考型のイベントはたくさんありますよね。自分が就職活動する中で、計10回ほどインターンシップに行きましたが、その中で新規事業立案型のインターンシップが、事業をやっている人や現場の働く方々の熱あるフィードバックを一番もらえる機会だと思いました。こういった経験を提供できる企業が1社だけでなく、5、6社集まるような、かつ成長意欲が高い人が集まるような場を創造したいと思いGrowthStageを始めました。

イベントの一番の強み・特徴を教えていただけますか?

高橋さん

現在は6種類のイベントを展開していまして、メインで3つのタイプのイベントをやっています。GrowthStageはFirst・Second・Thirdステージがあり、選抜式のイベントになっています。それぞれコンテンツとしては独立しているのですが、回が上がるごとに難易度が高いものになっています。Firstステージは、企業説明会とフェルミ推定や問題定義型といったようなグループワークを行い、企業がフィードバックがするといったコンテンツを行います。Second、Thirdステージからは、GrowthStageの特色が出るイベントになっていて、Secondはいわゆる逆求人型のイベントです。学生が企業に自己分析を通じてプレゼンテーションをするような内容になっています。企業は6社ほど来ているのですが、この全企業からプレゼンテーションに対するフィードバックが得られます。学生1人1人が自分がどうなりたいか、何やりたいかを過去の経験を話した上でフィードバックを得られますので、自分と徹底的に向き合うことができます。学生が自分と向き合うことに企業が介入する事で、企業は学生に新しい気づき・きっかけを届ける事ができますよね。そうなった時に同時に企業の魅力も訴求できるようなイベント設計になっています。Thirdステージは学生団体の時からやっている、新規事業立案型のイベントで引き続き運営しています。参加される企業は、主にメガベンチャーや事業成長に採用が追いつかないような企業でして、参加した学生はこういった企業の内定を多く獲得しています。

当日はどのような雰囲気なのでしょうか?

高橋さん

普通の会議室で合同説明会っぽくスーツでイベント参加というスタイルは一切ありません。3年生向けのイベントしか運営していないので、早期内定を取りたい学生やベンチャーに行きたい学生が集まります。雰囲気でいうとラフな感じです。Firstはグループワークのアウトプットに対して、企業がフィードバックすることを通じて学生と企業が会話します。そこで企業は本気のフィードバックをするので、学生に対してマウンティングするような雰囲気も見られますが、その後の懇親会ではフラットにコミュニケーションを取っていますね。学生が現場の方々に対して、キャリアに対する相談をしているのが見受けられます。GrowthStageは、自分の人生を自分の意思決定で突き進んで行くという意思を持っている学生や、チャレンジングな事したいけど迷っている学生、行動しているけど行動がハマっていない学生にマッチすると思います。

学生からはどんな感想が寄せられていますか?

高橋さん

たくさんの気づきを得られた事や、社会人の方から本気のフィードバックを得られてよかったという感想は多いです。自分で意思決定していく上で、これまでは他者の意見の影響で行動することが多かった学生が、改めて自分で考えて意思決定する事の大切さに気づいたり、インターネットが普及した情報化社会の中で、企業から提供される1次情報に触れること大切さに気づいたりしてくれます。企業は学生に、自分たちの採用に近づけるフィードバックするのではなく、学生個人に対して良くなって欲しいと本気で思ってフィードバックをしています。こういったイベント設計が上述のような感想を頂ける要因の1つかと思います。 個人的には、「考え方が変わりました」といった感想が1番嬉しいです。今の日本は人間の考え方に触れないような教育が多くて、人間の考え方を変えるようなプログラムってあまり無いと思っています。GrowthStageは考え方に触れられる国内唯一の就活イベントだと思っていて、そういう所で考え方が変わり、他者の影響を良い意味で受けずに、自分で意思決定した話を聞いたときはめちゃくちゃ嬉しいです。

どういった思いでイベントを運営されているかお聞かせいただけますか?

高橋さん

自分が考えている正義と言いますか、「世の中こうあるべきだ」とか「世の中こうなって欲しい」という事を発信し続ける事と、それを発信し続けるメンバーが増えていく事を大切にしています。そのために自分の考えを社外だけでなく、社内にも発信しています。自分の考える方針があり、ブレイクダウンして戦略があり、事業の考え方があり、最小粒度で業務があります。弊社には学生メンバーが30名程いて、その中には会ったこと無いメンバーもいます。業務だけやっていると、「なんでこの業務をやっているんだっけ?」となってしまうので、最前線で動いてくれているメンバーに、自分のビジョンを噛み砕いて伝える事をしています。 また、自分は「HR」と「Education」は融合すべきだと思っています。教育機関と社会の接続性が悪い中で、社会人や企業の方が人的リソースと時間的リソースを使って若者の能力を最大化させる取り組みをすべきです。就活イベントを通してそのようなポジションをがっつり掴んでるのがGrowthStageであるし、他者に絶対負けないと思っています。 社会人のリソースを借りて、若者の能力を最大化させる事を基盤におき、「HR」と「Education」を軸におきながら事業を生み出して行きたいと思っています。

イベント運営でやりがいを感じる瞬間を教えていただきたいです。

高橋さん

やりたくてやっているので、やりがいとか感じた事ないです。笑 やりたいと思えるのは、原体験が事業にそのまま反映されているからですね。 自分が大学生まで生きてきた中で、関わる社会人って親や学校の先生くらいしか居なかったんですよ。しかし、インターンの選考会等で、もっとカッコいい社会人がいっぱい居ると気づかされました。みんな、Facebookがどうだとか、Teslaがどうだとかという話をするんですよ。対する自分はイーロン・マスクとか誰!?みたいな。こういった社会人とのコミュニケーションに1次的に触れる事がとても刺激的でした。こういったように、集団の義務教育のなかで埋もれてしまっている学生が、社会人との繋がりを通じて能力を最大化できるような場があったらいいなと思ってやっています。

最後に学生へのアドバイスを頂けないでしょうか。

高橋さん

自分は「生き方」が「キャリア」だと思っており、学生には自分の「モノサシ」で生きて欲しいと思っています。親が大手に行けって言ったからとか、おじいちゃんが大手だからとか、福利厚生が良いらしいよという女子高生の噂とか全く気にせずに、自分の過去の経験から「どうなりたいか」、「何やりたいか」という事を自分の「モノサシ」で意識決定して、幸せを掴み取るっていう人が増えてくれれば良いと思っています。GrowthStageは自分の実力試しや圧倒的気づきの場として使って貰いたいです。イベントには違う大学、違うバックグラウンドをもつ学生が集まって来ます。起業・研究・アルバイト・インターンシップ等の、それぞれ違った経験をグループワーク等で思いっきり活かし、ぶつけ合って欲しいです。

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今回のインタビュー : 高橋さん
Acroforce株式会社 代表取締役。普段の業務は「全部」。会社の全部門の数値を全部管理、調達やバックオフィスも自分でやる。事業が好きでやっているので、週7で稼働しており、休日も基本働いている。海が好きで、海辺のカフェに作業しにいく事が多い。